レゴを買おうか悩んでいる人の多くは子どもを持つ人ではないでしょうか。
我が子へのプレゼントにレゴを買おうと思っているけれど、どんなタイプのレゴが良いのか、そもそもレゴは何歳から何歳頃まで飽きずに遊べるものなのか、レゴで遊ぶことでどんなメリットがあるのかなど、知りたいことは数多くあるでしょう。
ここでは、レゴの購入を検討する前に知っておきたいポイントとレゴの魅力について紹介します。

レゴは大きく2種類ある

レゴと一口に言っても、大きく分けて2つの種類に分けられます。
1つは一般的に良く知られているレゴブロック、そしてもう1つはより子ども向けに作られたデュプロブロックです。
どちらも「レゴ」として知られており、レゴブロックから派生して作られたデュプロブロックは従来のレゴブロックの大型版と言えるものであり、形状はほぼ同じです。
デュプロとは「2倍」という意味で、縦・横・高さの全てが2倍の長さのブロックがデュプロブロックです。
レゴとデュプロには互換性があり、レゴとデュプロはそれぞれ小型パーツ、大型パーツとして使用が可能である点が”長く遊べる玩具”として何よりの魅力といえます。

レゴとデュプロの最も大きな違いは大きさですが、対象年齢も異なります。
レゴによると、デュプロは1歳半からを対象としており、レゴは3歳からを対象としています。
1歳半というとスプーンを使えるようになる頃でもあり、指先でつまむ、回すなど細かな動作が可能になる時期です。
こうした時期の子どもにとっては、くっつける、取り外すという単純な動作も立派な遊びとして楽しめるのです。
大きなデュプロブロックだからこそ子どもの手でも持ちやすく、扱いやすいのも特徴でしょう。
口に入れても飲み込む心配のない大きさのため、小さな子どもにはデュプロブロックがおすすめです。

レゴブロックは3歳以上を対象としていますが、デュプロブロックの大きさと比較するとずっと小さなパーツです。
くっつけることはできても取り外すのに力が必要になることも多く、3歳では扱いづらいと感じる子もいるでしょう。
いくら魅力的な玩具であっても、子ども自身が扱いにくい玩具であれば玩具としては不適当と言わざるを得ません。
4、5歳頃になるとより細かな指先の動きが可能になり、目的を達成しようという我慢強さ、集中力も身についていくため、デュプロからレゴに移行するのはこの頃を検討してみると良いでしょう。

子どもはレゴの何に夢中になるか

レゴの魅力は、その世界観にあるでしょう。
小さなパーツを組み合わせることによって、自分の思い描く世界を作り出すことができるという魅力は、子どもだけでなく大人をも虜にするものです。
レゴでは自由に想像したものを作り出せるだけでなく、子どもの興味に合わせたテーマをパッケージしていることも大きな魅力です。

レゴにはテーマに応じたセットがある

レゴのパーツを組み合わせることでお城や動物園、遊園地などさまざまな想像を形にすることができるのが魅力です。
どのようにパーツを組み合わせて良いのか迷ったことがある人もいるでしょう。
一つ一つのパーツは長方形や正方形で、最終的に作り上げたいものを形にするためにどういう工程が必要か考えながら進めていかなければなりません。
中には作りながら自然と形にしていく人もいます。子どもにとってはブロックをくっつけていくうちに何かに見えてきた、というパターンも多いでしょう。しかし思ったものができなかったからレゴから離れてしまう人も少なからずいるものです。

どういう風に作れば良いのか分からない、作り方の指南書が欲しい、という人におすすめなのが、完成形が目に見えて分かり、組み立てガイドもついてくるセットです。
遊園地をテーマにしたものや、動物園、工事現場などその種類は多岐にわたります。
ディズニーやハリーポッターなどの人気のキャラクターともコラボしているため、子どもの興味に合わせて選択肢は選びきれないほどです。
まずはレゴの扱い方、作り方について学ぶという意味でこうしたセットは役立ちます。
組み立てガイドを見ながら作ることを繰り返すうちにコツをつかみ、オリジナルの制作も可能になるでしょう。
多くの玩具では完成してしまえば後は見向きもしない、というケースは少なくありませんが、レゴの場合は完成形にとらわれることなく、解体すれば自分の好きなように新たに作り上げることができるのも魅力といえます。

子どもが夢中になる要素が詰まっている

レゴは遊びの魅力が詰まった玩具です。
子どもの発達において遊びは非常に重要ですが、レゴは子どもの発達面においても良い影響を与えるでしょう。
まず子どもの発達において小さなパーツを扱う指先遊びは重要です。
基本的なくっつける、取り外すという単純な作業だけでも夢中になれるのは、”はまる”という手応えを感じるからに他なりません。
くっつける、取り外すという動作は単純なようでいて、指先を使い、力の加減を必要とする動作です。
この動作だけでも、子どもは夢中になって繰り返すものです。
大人でもくっつける手応えに心地よさを感じるものでしょう。
こうした手応えを得ることで、自分の力で玩具を操作しているという達成感を得られます。

さらに、ブロックという形態から、くっつけたものは簡単には外れません。
例えば積み木であれば、積み上げるのにはレゴ以上により一層の注意を払う必要があります。
些細な力の加減で崩れてしまうため、集中力も求められます。
小さな子どもにとって、集中力を持続させることは困難です。さらに指先の機能がそれほど発達していない段階では積み木で作品を作り上げるにはレゴ以上に困難を伴います。
そのため、小さな子にとっては積み木遊びは「崩す」遊びが中心になりがちです。

レゴであればくっつけてしまえば取り外すには同じくらいの力が必要となるため、簡単には崩れません。
形を維持できるだけでも子どもにとっては安心して取り組める遊びでしょう。
高く積み上げるだけでも、倒れにくく簡単に積み上げられるため、達成感を得られます。
成功体験を積むことで自己肯定感を養うことにも繋がるため、遊びを通して得られる達成感や試行錯誤は精神面での発達においても重要です。
些細な力の加減で崩れたり壊れたりといった心配もなく、集中力が切れることなく取り組めるレゴだからこそ、子どもが夢中になる要素が詰まっているのです。

ごっこ遊びの要素も備わっている

ブロック遊びというと、自分の想像を形にするクリエイティブな要素が注目されますが、その想像はごっこ遊びにも繋がります。
ごっこ遊びは何かになったつもり、何かにみたてる想像力が求められるものです。
自分以外の他人の感情を想像すること、演じること、さらにはそのイメージを友だちと共有して一緒に遊ぶことを通して、社会性を身につけることにも繋がります。

レゴでは人や動物のブロックも豊富なため、そうしたブロックを使って何かになりきり、レゴのミニチュアの世界の中でごっこ遊びを楽しむことも可能です。
ごっこ遊びのメリットは想像力や表現力だけでなく、観察力やコミュニケーション能力、さらには心の発達にも大きく関わると言われています。
子どもの発育にとって非常に重要なごっこ遊びも、レゴを通して広げられるでしょう。

魅力的なパーツが揃っている

レゴのパーツは基本的にブロックですが、それ以外にも子どもが夢中になるパーツが揃っています。
自動車や作業車、飛行機や電車などの乗り物系、ゾウやキリン、ペンギンなどの動物のパーツも豊富です。さらにはパンやリンゴといった食べ物のパーツも揃っています。
こうしたパーツによってより想像力がかき立てられ、遊びの幅が広がるでしょう。
こうしたパーツはセットとして含まれている場合もありますが、追加で購入することも可能です。
はじめはコンテナやセットなどの基本パーツを揃え、その後買い足していくのが良いでしょう。

長く使用できる

1歳半から大人になるまで、長く遊べる玩具はそれほど多くありません。
デュプロブロックとレゴブロックは互換性があるため、移行もスムーズに行えます。
小さな子どもにとってはデュプロの方が扱いやすく組み立てやすいの魅力ですが、より複雑なパーツが揃っているレゴの魅力に惹かれていく子どもは少なくありません。
まずはデュプロでブロックの遊び方を身につけ、レゴとの相性を見てから買い足していくかの判断することも可能でしょう。
小さな頃は積み上げるだけだった遊びも、大きくなるにつれてよりクリエイティブになっていきます。
レゴはシンプルなブロックだからこそ、遊び方に制限がなく自由に取り組めるのが魅力です。

子どもへのプレゼントにおすすめのレゴを紹介

レゴにはさまざまな種類のセットが存在します。
一体どれをプレゼントしたら良いのか、迷うほどです。
子どもの年齢や興味に合わせて選ぶポイントを押さえておきましょう。

デュプロならコンテナは鉄板

コンテナとは、片付け用のコンテナが付属したセットです。
基本的なパーツが揃っているもので、初めて購入する場合はコンテナのシリーズから選ぶと良いでしょう。
中でも「みどりのコンテナスーパーデラックスおおきなこうえん」は、滑り台やスプリングの車、ブランコも揃っていて、さまざまな遊び方が楽しめます。
全てコンテナに片付けても半分ほど容量に余裕があるため、買い足しても片付ける場所にも困りません。
コンテナシリーズは他にもパステルカラーのブロックが入った「デュプロのコンテナスーパーデラックス」などがあります。
付属のパーツが異なるため、子どもの興味のあるものに合わせて選ぶと良いでしょう。

キャラクター好きな子にはコラボセットを

ディズニーやハリーポッターなどの世界観やキャラクターが好きな子には、子どもが好きなものを選ぶことでより一層遊びに夢中になるでしょう。
中でも「アナと雪の女王“アイスキャッスル・ファンタジー”」は女の子に人気のセットです。
お城やソリだけでなく、オラフやマシュマロウなどのキャラクターなど、組み立てた後はごっこ遊びを楽しむにも十分なパーツが含まれています。

レゴの基本セットは外せない

デュプロの基本セットはコンテナシリーズでしたが、レゴブロックでは黄色のボックスシリーズとして販売されています。
レゴに移行する際には基本セットとして「レゴクラシック黄色のアイデアボックススペシャル」を選ぶと良いでしょう。
黄色のボックスが収納ケースとなり、家や乗り物などを作るのに必要な基本的なパーツが揃っています。

レゴは子どもから大人まで、年齢問わず遊び込める

どんな年齢の子どもでもじっくり遊べるのがレゴの魅力です。
大人であってもレゴで大作を作りあげる人は少なくありません。
シンプルなブロックだからこそ想像力を広げられるのかもしれません。
それだけの魅力がつまった玩具は数少ないでしょう。
レゴは小さな子どもから大人までもを夢中にさせています。
買って損はないどころか、より一層遊びの幅が広がり、さらには親子のコミュニケーションも広げてくれるでしょう。

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