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レゴブロックが持っているこだわりとは?素材から品質まで徹底解説!
レゴブロックはデンマークのおもちゃ会社レゴ社が販売しているブロック玩具です。
1958年の販売以来様々な改良と工夫を重ねながら長い間世界中の人に愛されています。
この記事ではレゴ社がブロックを作る上でこだわっている様々なポイントについて紹介します。
これを読むことでレゴブロックに対する愛がますます深まるかも知れません。
プラスチック素材にこだわり続けたレゴ社
レゴブロックは1958年に原型が販売されましたが、発売当初からプラスチック素材にこだわりを持っている商品です。
販売しているレゴ社は元々家具店でしたが、1930年の世界恐慌をきっかけに家具よりも制作費がかからない模型や玩具の制作を始めました。
1934年には社名を「LEGO」に変更して玩具会社として再出発します。
社名変更後はプラスチックの需要が高まっている世相を反映し、プラスチックの組み立て玩具の制作・販売を始めます。
レゴブロックの原型は1958年に完成しましたが、実は発売当初の売れ行きは芳しくありませんでした。
なぜなら当時は日用品にプラスチック需要は高まっていても、玩具にプラスチックを使用する会社は少なく、木製玩具がまだまだ主流だったからです。
しかしレゴ社の玩具へのこだわりは「子どもが繰り返し遊んでも壊れにくいもの」でした。
そのため「プラスチック製玩具は売れない」という批判的な声があっても耳を貸さず、丈夫なプラスチックで長く遊んでもらうことを目標に様々な改良を重ねます。
レゴブロックは当初作れる形に限界があることも弱点だったのですが、ブロックの裏側を改良して結合力を強化させ、たくさんの形を作れるようにすることでこれを克服します。
1963年には素材を従来のアセチルセルロースからより安全性の高いABS樹脂に変更しました。
ABS樹脂は毒性がないので子どもが使用しても安心なだけでなく、熱などに強く変形や変色しづらいという特徴から2000年代以降もレゴブロックの素材として使用されています。
このように丈夫さだけでなく子どもが安心して使える素材を常に考えていることもレゴ社が当時から強いこだわりを持って玩具作りを行っているからでしょう。
レゴブロックは400年遊べるほどの耐久性がある?
400年に及ぶ耐久性の高さ
レゴブロックはなんと約400年繰り返して遊べるほど強い耐久性を持つ玩具です。
レゴブロックは品質管理にもこだわりがあり、子どもが何度遊んでも破損することがないように、耐久性テストではブロックを組んで外す動作がどれだけ繰り返せるのかを試します。
その結果17万回までこの動作を繰り返せることが分かり、それを年数にすると約400年に換算されることがわかりました。
またレゴブロックこだわりのひとつは互換性の高さで、ファンから長く支持される理由の一つでもあります。
レゴブロックが持つ互換性
レゴブロックには対象年齢に合わせていくつかのシリーズがありますが、これらは組み合わせができるようになっています。
例えば1歳の時に遊んだ幼児用のデュプロシリーズを、10歳以上が対象のレゴテクニックシリーズに組み合わせて遊ぶことが可能なのです。
このようにレゴブロックは耐久性と互換性という特徴を兼ね備えているため、子どもが大きくなってからも長い間遊べる玩具です。
これも「子どもが繰り返し遊んでも壊れにくいもの」というこだわりから生まれたものだと言えるでしょう。
レゴブロックは高品質にこだわった商品
大量生産をしないというこだわり
レゴブロックは互換性の高い商品であることは先に述べましたが、実はブロックのひとつひとつを生産する時も高品質へのこだわりがあります。
レゴブロックは金型にABS樹脂を流し込んで作りますが、レゴ社は大量生産をせずにあえて金型を減らして生産を行っています。
こうすることでコストはかかりますが、商品の精度が上がり高品質の商品が生まれるのです。
実際にレゴブロックの生産中の規格外品は非常に少なく、100万個作成して18個ほどしかありません。
ここにもコストがかかっても品質の高さにこだわるレゴ社の姿勢が表れていると言えるでしょう。
レゴブロックは形に制限がある
レゴブロックは形に制限を設けています。
シリーズによっては専用パーツが付属していますが、ブロックの形は限定されていることが基本です。
これはブロックの形を制限することによってユーザーが様々な形を生み出し、無限の可能性を広げていくことにつなげて欲しい、というレゴ社のこだわりに基づいています。
形のバリエーションを増やすとユーザーの選択肢は広がりますが、その分発想力が失われる危険性があります。
知育玩具として愛されているレゴブロックですが、このような細かいこだわりもユーザーの信頼感につながっています。
色やデザインに込められたレゴ社のこだわり
ミニフィグへのこだわり
レゴブロックは商品の色にもこだわりがあり、それは「ミニフィグ」と呼ばれるミニチュア人形にも表れています。
ミニフィグは1974年に初登場した時は顔に何も書かれていない人形でした。
1978年に改良されたミニフィグは笑顔の表情が描かれ、肌の色はすべて黄色に統一されて販売されています。
これはレゴ社に人種差別のない幸せな世界を表現したい、というこだわりがあったからです。
その後2003年にバスケットボールのシリーズが販売され、それをきっかけに多様な肌の色を持つミニフィグが増え、表情のバリエーションも650種類以上に増加していきました。
発売当初の理念に縛られることなく、表現の可能性を広げているところはレゴブロックが持つ魅力のひとつでしょう。
緑色へのこだわり
レゴブロックはカラフルな色も特徴のひとつです。
レゴブロックに使用されている基本色は赤・青・黄・黒・白ですが、長い年月を経てさらに多くの色が取り入れられるようになっています。
一方で基本色に比べると緑色のブロックは少なめです。
その理由は当時緑色の染料が高価で手に入らなかったという説もありますが、緑色は戦車や戦闘機などの戦争に関連するものを連想させるために敢えて作らなかったという説もあります。
既成概念にとらわれない商品開発もこだわりのひとつ
初のライセンス商品となったスター・ウォーズ・シリーズ
レゴブロックは既成概念にとらわれない商品開発もこだわりであり魅力のひとつです。
レゴブロックは子どもの玩具で、特に男の子が夢中になって遊んでいる、というイメージを持つ人もいます。
しかしレゴブロックのラインナップを見るとそれは大きな誤解であることが分かるでしょう。
例えばベストセラーになったスター・ウォーズ・シリーズは、1999年に初めて発売された初のライセンス商品です。
このシリーズは映画のワンシーンを再現できるレゴブロックの精巧さと、登場人物たちを可愛らしく再現したミニフィグのユニークさが注目され、子どもだけでなく大人も楽しめる玩具として世界中で大ヒットしました。
大人も楽しめるレゴブロック
スター・ウォーズ・シリーズが大成功したことをきっかけに、有名映画のライセンス商品はレゴブロックの新たな定番商品となりました。
他にもハリー・ポッター・シリーズやアナと雪の女王シリーズなど、男女問わずに楽しめる大ヒット映画のライセンス商品が多く販売されています。
他にも大人が楽しめる商品のひとつとしてレゴアートがあります。
これはザ・ビートルズのジャケット写真やポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの代表作をパズル感覚で再現でき、完成したらお部屋に飾ってインテリアとして楽しむこともできます。
このように長く愛されていてもそのイメージだけにとらわれず、可能性を求めて様々な商品を積極的に生む姿勢もレゴ社の大きなこだわりなのです。
レゴの持つこだわりは子どもたちへの思いやり
レゴブロックは販売当初から子どもに長く遊んでもらうことを目標に作られてきました。
そのこだわりは素材の安全性や機能性はもちろん、商品のデザインなど様々なところに表れています。
今や玩具の代名詞の一つと言っても過言ではないレゴブロックですが、長く愛される商品の根底には子どもたちへの思いやりが込められているのです。
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